漫画「ソムリエ」に併記されているコラムを纏めた本。あの人がこう言った、この人はああ思っている・・。どうして自分が思ったり感じたことは口にしずらいんだろう?自分自身に正直な人でも、それをそのまま誰かに伝えるということは難しいものです。特に
ワインのように「薀蓄大名人」が揃っていると、何にも言えないどころか、「そう思えない自分が未熟なんじゃないか?」「まだまだ人前で
ワインが好きだと言わない方が良いかも」なんて考えてしまう。
読み終わってみて、安心しました。「どうしてこれが好きなの?」って聞かれても、好きなものは好きで良いんです。それが「自由」っていうことかなと思います。
ワインが好きなのに混乱し、戸惑っている方は読んでみてください。初心者にもわかりやすく書かれています。ワインを好きになる「自由」を手に入れましょう。ワイン通には無い切り口も手に入れたりして。
漫画ソムリエの原作者が書く内容に今まで以上の期待があったわけではない。しかし、この本に書かれている内容は、十分に一読に値する。何より、自分達がもっている知識の無さに恥ずかしさを覚える位だった。
ボルドーワインのヴィンテージを話題にするのはなぜか?クローン苗を使うブルゴーニュのぶどう畑はどういう管理がされているか?オーストラリアのフライングワインメーカー達が旧世界ワインに貢献したことは何か?バイザグラスでサービスできるワインはどういうワインか?などなど・・知っていそうで本当は知らないことがきちんと説明されています。読み終えた時に、きっと、
日本人にもまともなワインジャーナリストがおられてよかったと思いますよ。
自由とは、他からの影響、拘束、支配などを受けずに、自らの意思や本性に従うことをいう。[本書巻頭より]
ワインにはステレオタイプ的な考えや先入観が多く存在していますが、このような偏見や権威に捕われることなく、ワインに対する意見が自由に記述された「ジャーナリズム性とワインへの愛情」を感じる1冊です。
束縛から離れて自由に考えること。ワインに限らず、我々の日常においても重要ですね。
自分はバーテンダーとして酒に関する本はたくさん読んできました。
ワイン書く本はたくさん出版されていますが、
そのほとんどが曖昧な内容でした。
この本は項目ごとに細かく分かれていて読みやすく、
著者の考え方もわかり自分も初心に帰って楽しむ事ができました。
このような本が増えて欲しいと思います。