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ワインの歴史

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1
著者 : ヨアヒム・クルツ
1,890円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
ワインとロスチャイルド家を結ぶ物語
ワイン漫画「神の雫」や「ソムリエール」に興味を覚えるのは、あるワインの生い立ちから、誕生の背景までをストーリーとして語っているだろう。その意味で、本書もボルドー5大シャトーのうちロスチャイルド家が所有するラフィットとムートンのストーリーだ。

本書はロスチャイルド家の勃興から始まるが、不思議と退屈感がない、それは著者ヨアヒム・クルツの飽きさせない構成、翻訳者の小気味の良い翻訳にあるだろう。

圧巻は、ムートンをブランドワインとして成功させたフィリップ・ド・ロスチャイルドのストーリー、著者はこれが書きたくてロスチャイルド家の始まりにまで遡ったのではないかと思われるほど、ナチスによる迫害、1級シャトーを認めさせるための執念などなど、活き活きと描かれている。

ラフィット、ムートンを違った点で楽しめるおススメの一冊です。
2
著者 : 遠山 敏之
1,890円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
3
著者 : トム・スタンデージ
2,415円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
意欲的な取り組み

「コーヒー」や「お茶」の歴史を、
社会史的な視点から記述した本は多くある。
しかし本書のように、飲み物の方から
歴史を記述しよう、とする意欲的な取り組みは
極めて珍しいのではないだろうか。

ビールやワイン、コーヒーやお茶の歴史
たびたび目にするが、蒸留酒や
コカ・コーラの歴史の記述は珍しく、
非常に興味深い。
飲み物の影響力に驚く
食べ物や嗜好品の歴史本はかなり出ているが、飲み物だけで世界史を解き明かした本書の狙いがまず面白い。メソポタミア・エジプト(ビール)→ギリシア・ローマ(ワイン)→植民地・大航海時代(蒸留酒)→啓蒙と科学・金融革命の時代(コーヒー)→帝国主義の時代(茶)→グローバリゼーション(コーラ)・・・というわけだが、各時代と飲み物があまりにも深くつながっていることに驚かされる。米国・初代大統領のJ.ワシントンがウィスキーの酒造家でもあったとか、市場経済の祖アダム・スミスがコーヒーハウスを拠点にしていたとか、小ネタもいい味を出している。イギリス人の著者らしく、皮肉の利いたユーモラスな話題も楽しく、厚い本のわりにはあっという間に読めてしまった。できれば飲み物と各時代との相関がわかる年表を付けてほしかったところだが・・・。
4
  著者 : 臼井 隆一郎
734円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
新書NO.1
 新書というと本当に初心者向けの教科書程度ものだったり、作者の体験・意見に偏したエッセイに近いものも多い。その場合は読み上げてもそれぞれの意味で日銭身銭の知識を得ただけの気がすることもある。
 この本には専門の人には自明のことでも一般には知られにくい知識がつまっている。そして文章は普通の人にも読みやすい。良心的なつくりだと思われる。
 その上、伝えるべき知識より作者が前面に出すぎて興ざめすることもなく、かつ無味乾燥とは遠く、作者がポイントポイントに顔をだし、垢抜けたコメントを表すことですばらしいバランスを保っている。
 姉妹編の『コーヒー・・』のほうは文章が講談調でいただけないという評もあったが、こちらは完成度が高く、そんな印象はない、と思う。

 日々大地を傷つけ、動物を殺し、食物を得ていく歴史が人間の意識に神話として伝説としてどう表れたかが楽しく学習できるように述べられる。そして、最後に人間のこころに残るのは、ゆかりあったあの人がパンをさいてくれた懐かしい姿なのだ。じつはパンのみにて生きるのにあらず。ドイツ語では食も生(ビオス)を名乗るが、像も生(ゾーエー)を名乗る資格を持っている。文豪風に書くと「於母影」、人の像、記憶も刻々と変化しパン種のように豊かに膨らんでいくとしめくくられる。

5
著者 : 遠山 敏之,占部 英文
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
6
著者 : 城丸 悟
1,785円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
7
著者 : ジルベール・ガリエ
7,245円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
ワイン、荘厳な建築物の中へ
ベートーヴェンは自らの最高傑作を「荘厳ミサ曲」であると評している。筆者ジルベール・ガリエの「荘厳ミサ曲」こそ、この書であろう。フランスにおいても、この書はワイン文化研究の総決算として賞賛している。また、私がこの書をベートーヴェン「荘厳ミサ曲」と呼ぶ所以は、その内容の卓越さと膨大さは勿論のこと、ワインは宗教であると高らかに叫ぶかの如く、数多の文節が形成され、喩えるなら、読者を信者と化し、いずれ、自認させる効果さえも持ち得ている点にある。そして、ワインへの熱狂的意思だけでなく、ワインに対しての謙虚さを我々に教示しているのである。歴史、製法、社会性等、ワインを考察する術は多様にあり、そのことを総括している本書は「荘厳なる奇跡」である。また、その表現を可能にした、訳者の緻密な作業にも賞賛を与えるべきである。今後のワイン研究は本書との間テクスト性を必然的に持たざるを得ないだろう。将来、同様に荘厳さを表象出来る書物が世に出るとしたら、それは古典派を超えたロマン派のような、就中、ロマン派哲学のような、哲学や思想理論に基づいた思索が展開される研究書になるだろう。つまり新しい建築構造を形成するための思索が我々にとり必要なのかも知れない。
充実の内容
古代から現代まで、知りたいものがそこにある。全部読むのはかなりたいへんです。
8
著者 : 山本 博
2,520円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
フランス史とワインをからめた良書
ワイン好きがワインのことを更に深く掘り下げていくと、どうしてもその背景を知らなくては気がすまなくなる。

なんといってもフランスワインには、ニューワールドにはない重厚な歴史が横たわっている。
 
この本は、まるでフランス革命や宗教改革などの当時に、自分がリアルにいるかのように説明されており、そしてその当時、ワインがいかに作られ、供されていたのかが非常にわかりやすく書かれている。
 
 何より私にとってうれしかったのは、学生時代に世界史の教科書でしか触れることのなかった出来事が、大好きなワインとからめられて生き生きと再認識されたことである。

 よってフランス史の良書としても、フランスワインの参考書としても十分読むに値する良著である。
 
 またこの本のよいところは、36の章がそれぞれ完結しているので、興味のあるテーマから読めるというところである。

9
著者 : エーリック アールツ
1,575円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
10
著者 : 遠山 敏之,占部 英文
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
役に立ちます!!
この本を入手する前に、ロンドンでミシュラン社発行のブルゴーニュ・ガイドを購入。
ブルゴーニュの各ドメーヌめぐりを予定していたが今ひとつの内容に満足できなかった。
そこで見つけたのがこの本だ。ブルゴーニュの著名な村をコート・ド・ニュイから順に解説。

ドメーヌ毎の詳細な情報を網羅しており、これだけでドメーヌめぐりは成功したも同然といえる。
本国で編集され隣国で発売されているものよりも、この極東の地で出版されているものの方がはるかに優れている!!
しかもドメーヌのみならずホテル、そしてミシュランの星付きレストランまでもが詳細に紹介されており、
旅に花を添えてくれることは間違いない。

imaginative
 フランスのブルゴーニュ地方に焦点を絞った旅行ガイド。「旅名人」シリーズ初期のものだが、出来は良い。

 ブルゴーニュ地方はパリからさほど遠くはないが、多くの日本人旅行者はロアール川方面や南仏に行ってしまう為、あまり日本人旅行者を見ない地方である。しかしこの地方はワインの他にも数多くのロマネスク教会群、美しい運河網と田園地帯、ブルゴーニュ大公国の旧都ディジョンなど多くの見所があり、逃すのはもったいない。

 本書はお金のかかった印刷・製本によって大量のカラー写真を掲載し、また丹念で丁寧な取材によって旅に向かう想像力を掻き立ててくれる一冊である。「地球の歩き方」出現以降、あのような安い印刷で大量の文字情報を掲載するスタイル一色になってしまった感もある旅行ガイドブック市場において、本シリーズは写真と物語による想像力喚起に絞った作りで異彩を放っており、「歩き方」スタイルの旅の貧乏くささに飽きた方には強力にお勧めする。

11
著者 : ロジェ・ディオン
12,600円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
ジュピターを支えるワイン
ジルベール・ガリエ『ワインの文化史』をベートーヴェン「荘厳ミサ曲」に喩えるなら、ロジェ・ディオンによる本書はモーツァルト「交響曲第41番ジュピター」であると表現出来よう。本書はワインと地理学を相互依存的な条件事項として、それを基底に置き、緻密な論証が怒涛の如く展開されている。歴史学、文化史論を念頭に置いた地理学や気象学、地質学に関する著者の膨大な見識を縦横に織り込み、ワインのイデアを追究する姿勢は、学問に対する巨人そのものである。まさしくも厳しく信念強い視線と手法を用いての労作である。しかしながら、著者のワインに対する気概はそのような学問的求道の厳しさだけが反映されているのではなく、温和さや柔軟さを十分に含んだものであった。その複雑さこそ、幾多もの旋律技巧や演奏法を用いて新たな世界観を構築した「ジュピター」と通底する理由である。そして、それは美しきワイン、芳醇なるワイン、冷静なるワイン、華麗なワイン、各々の性格を表現しているともいえよう。フランス史を包摂したワイン文化の流脈、この著作によって我々は忘却の彼方に存在していたワインの本源的精神というものを発掘出来るのであろう。
12
  著者 : ウィリアム ウィリモン
2,730円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
13
  著者 : 上野 晴朗
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
14
著者 : 遠山 敏之,占部 英文
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
15
  著者 : 井家上 隆幸
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
16
著者 : ロジェ ディオン
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
どんな薀蓄本よりワイン知恵が付く本
本書はいわゆるワインのガイド本ではありません、
学者が研究論文として発表したものですからワイン・ショップでの銘柄選びには何の参考にもなりません、
人の歴史的な営みとしての葡萄栽培・醸造・飲食の関係方面に興味のある読者層ほど楽しめる内容です、宗教・教会のリーダーシップの強さに興味のある歴史好き読者にもお奨めです、

簡単に考えてぶどう栽培に最も適した気候は地中海式気候です、したがってイタリアやギリシャが最もぶどう栽培の適地となります、ところが現在、世界中の人達がワインという言葉から思い浮かべる国はフランスです、ぶどう栽培の最適地域ではないフランスが何故にワインの代名詞と成れたのか、の答えがが本書で綴られています、良いワインは醸造家が努力することによって作られるという当たりまえの結論が導かれているわけですが、さて読者それぞれの身の回りを見渡せばそんな努力をしていない自分への反省も促されてしまう良書、

食道楽が嵩じて自身でワイン作りを目指してしまうタイプの人には必ず励みになる必読書、

ワイン遍歴
歴史地理学をワイン文化に照合させるという試みは学際的傾向を超えて、我々に新しい見識と興味関心を与えてくれる。現代のワイン文化がどのような系譜と影響関係を経て、完成し、そして発展を続けるのかという部分を理解するために、歴史地理学の知識は必須となるわけであるが、アカデミックな解釈に固執するのではなく、葡萄畑を巡る旅に誘い出してくれるような気分に本書はさせてくれる。特にブルゴーニュ産ワインの製造遍歴については注目すべき箇所であり、ワイン舌、ワイン的思考のレベルを高めてくれるだろう。
17
13,650円
※ 価格等のデータは日本時間 2008/09/08 05:52:13 時点の情報です。
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