気を取り直し、今度はヴェネツィア広場からパンテオンという歴史的建物を目指して、地図を片手にさらに歩いていった。途中大通りから細い道に入っていくので、この道でいいのか心配になりながら歩いたが、途中に看板などもあり、意外にスムーズにたどり着いた。
このパンテオンという建物は、ローマ時代の建物で、西暦118年に建てられたという。何と2000年くらい前の建物ではないか!
実物を目にしてみると、それがこんな完全な形で残っているなんて、すごい、すごすぎるといった感じであった。それだけ古いため、さすがに外観は色がくすんできて、暗い感じになっているが、それがまた重厚な雰囲気を醸し出している。正面に建ち並ぶ大きく立派な柱は、まさに神話の中に出てくる神殿といった感じ。こんな立派な建物が沢山建っていたローマ時代、ローマはさぞかし美しい街だったのだろう、と感心してしまった。
内部に入ると、中は途中で改装されたのか、大理石の壁で覆われていて外部にくらべきれいで新しそうにみえた。大理石がとても美しい。そして円形になった天井の天窓から光が射し込み、神聖な雰囲気でもある。どうやらこの中には、ラファエッロのお墓があるらしい。私たちはどれがお墓だかよくわからなかったが。
パンテオンの前には、ロトンダ広場というこじんまりした広場が広がっている。真ん中に噴水があり、カフェやレストランがずらりと広場を囲んでいる。それらは全てオープンカフェであり、沢山の人がカフェで食事やお茶を楽しんでいたり、噴水の周りはカップルや親子が水とたわむれていたりする。いかにもヨーロッパの街角といった明るく楽しい雰囲気の広場である。
私たちも、それにつられるように1軒のオープンカフェに腰をおろし、昼食をとることにした。イタリアは日本のようにじっとりした暑さではないので、オープンカフェでもパラソルの陰に入ると、涼しくて気持ちよい。ビールとパニーニ、ラザニア、カプレーゼのサラダを頼んだ。観光地であるので値段は高いが、味はどれもおいしく大満足。気分良くなり、食後にチョコレートパフェとエスプレッソを頼んだ。チョコレートパフェも甘さ控えめでとてもおいしかった。
マタニティ日記 |
看護師転職記 | 保健師学校の思い出 | 看護師のお仕事! |
看護師のお悩み相談室 |
プラハ旅行記 | イタリア旅行記 | ポルトガル旅行記 |
ギリシャ旅行記 | 南欧・モロッコ旅行記 | みんなの旅行記 |
福岡旅行記 | 長野旅行記 | 那須・鬼怒川旅行記 |
子連れ家族旅行記 |
読書・食べ歩き日記 |
旅行大好き・たび猫!ホーム |
カンボジア&タイ旅行記 / 無料イラストの素材屋花子 |
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
イタリア旅行記