食事の後、有名なウッフィツィ美術館とヴェッキオ宮があるフィレンツェの中心、シニョリーア広場に行ってみた。

ここには、ネプチューンの噴水という大きな噴水やヴェッキオ宮の前にはあの有名なダヴィデ像(コピーだが)が建っていたり、ロッジア・デイ・ランツィという屋外に彫刻が建ち並ぶギャラリーがあったりとイタリアらしいなんとも贅沢な広場なのである。ヴェッキオ宮は、かつてフィレンツェが共和国だった頃の共和国政庁舎だった建物である。私たちは中には入らなかったが、中にもすばらしい美術館があるらしい。
余談だが、イタリアに行ってきて数ヵ月後、テレビを見ていたらたまたまニュースで、フィレンツェのシニョリーア広場の話題が出てきた。シニョリーア広場のネプチューンの噴水の像の腕に、酔っ払った若者が飛びつき、腕を折ってしまったというなんとも間抜けな話であった。それによると、最近フィレンツェではこの像にいたずらするものが続いており、数ヶ月前にはペンキをかけられたという。よっぽどいたずらしたくなる顔でもしているのか。私が見た限りではそうでもなかったけど。
シニョリーア広場の近くにはウッフィツィ美術館がある。ウッフィツィ美術館はボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』などがあり、かなり有名な美術館だ。しかし、私がこの美術館のことを知ったのは、美術品からではない。
昔々の高校生の頃、『有閑倶楽部』という漫画にはまっていた。その中で主人公の高校生グループが、修学旅行でヨーロッパに行くのである。そして、イタリアのフィレンツェではこのウッフィツィ美術館に行き、ただの灰皿と間違えて美術品を持ち帰ってきてしまう、という場面があったのだ。その頃から世界を旅してみたい、という思いをもっていた私は、絵画鑑賞も好きだったことから、「そうか、ウッフィツィ美術館とはすごいところなのだ」と知り、いつか行ってみたかったのである。『有閑クラブ』という漫画は、東京の超金持ちの私立高校に通っている高校生の話で、絵は少女漫画っぽいけど、内容は漫画と言えども馬鹿にできないくらい社会のお勉強になる話も多い。実はこの漫画から得た知識もけっこう多いかも。
長年の憧れであったウッフィツィ美術館は、他の有名な美術館と同じく、やはり長蛇の列であった。中には日本人らしき人たちも沢山並んでいる。私たちは、3日間フィレンツェに滞在する予定だったので、後日朝早く起きて朝一で来ることにした。
そしてウッフィツィ美術館の前の回廊のような道には、イタリアらしい、芸術品を模したパフォーマーたちが何人もいたのであった。まるで美術品のようにすました顔で道に並んでいるのである。おっさんがキューピッドの格好をしてウインクやぶちゅーっとキスをするまねをしていたり、怖いくらい不細工なモナリザの絵の格好をした人もおり、しきりに自分の写真をとれと言っている。中には、本物の彫刻のような人もいたが、芸術の都らしいパフォーマンスはとても面白かった。

シニョリーア広場からウッフィツィ美術館の前を通り過ぎて突き当りまで行くと、そこでアルノ川というフィレンツェの中心を流れている川にぶつかる。そこから右手をみると、フィレンツェの名所、ヴェッキオ橋が見える。

この橋はただの橋ではなく、建物が建ち並ぶ日本では見かけない橋である。ガイドブックによると、この橋はフィレンツェ最古の橋で、13世紀にはなめし革屋や肉屋が並び、異臭を放っていたという。しかし、宮殿近くに臭い市場があることを嫌った王様が、宮殿近くにふさわしいようにと1593年に市場を撤去し、かわりに宝石店を並ぶようにしたのだという。
ウッフィツィ美術館のところからヴェッキオ橋を見ると、橋はカラフルな建物で構成されており、まるで童話の中に出てくる建物のようにかわいらしいものだった。さて、それではヴェッキオ橋を渡ってみようと、ウッフィツィ美術館から川沿いをヴェッキオ橋に向かって歩いた。その川沿いもまた、端から見るとまるでトンネルのように見えるおしゃれな設計の回廊になっており、フィレンツェは街角一つとってもどこまでもセンスがいい。イタリア人は、総体的に美意識が高いのであろう、と感心した。
| 看護師転職記 | 保健師学校の思い出 | 看護師のお仕事! |
| 看護師のお悩み相談室 |
| プラハ旅行記 | イタリア旅行記 | ポルトガル旅行記 |
| ギリシャ旅行記 | 南欧・モロッコ旅行記 | みんなの旅行記 |
| 福岡旅行記 | 長野旅行記 | 那須・鬼怒川旅行記 |
| 子連れ家族旅行記(国内編) |
| 読書・食べ歩き日記 |
| 旅行大好き・たび猫!ホーム |
| カンボジア&タイ旅行記 |
このサイトはリンクフリーです。好きなページにリンクを張って頂ければと思います。
イタリア旅行記