上機嫌でホテルに戻った。ホテルに戻ると、無愛想な少年ボーイが部屋を案内するという。別に案内してくれなくてもいいよ、と思ったが、すぐにその意味がわかった。見た目は通りに面した普通のホテルなのだが、古い建物を改造してホテルにしているのであろう、どういう構造になっているのかはよくわからないほど複雑なつくりであったのだ。中庭を抜けたりあちこち通り抜け、壊れそうな古いエレベータを使って何階か上に行き、やっと部屋にたどり着いたのであった。次に無事にロビーまでたどり着けるか不安なくらいだ。
部屋に着き、こういう時はチップをあげるものかと思い、その無愛想な少年に2ユーロのチップをあげた。すると途端ににこーっと顔が笑顔になり、困ったことがあったら何でも言ってくれと愛想良くなった。あまりの変化になんて調子が良い、と思ったがその正直さはいやらしいものではなく、何となく子供らしさを感じるものであった。それにもしかしたら2ユーロのチップは多すぎたのかもしれない。
部屋は4人部屋らしく、4つのベッドが置いてあるかなり広いものであった。
ローマで宿泊したビジネスホテルのような部屋と比べると大違いである。古い建物だが清潔であり、バスルームなどは広くて美しく、ゆったり入れるものであった。部屋の窓を開けると、目の前には教会と広場が広がっている。地図でみると、どうやらこれはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会とサンタ・マリア・ノヴェッラ広場というものらしい。
教会は地味ではあるがフィレンツェらしい美しい教会で、その前に広がる広場は殺風景ではあるが、賑やかで楽しそうだ。
私たちの部屋の真下にはオープンカフェのレストランがあるらしく、夜になると生演奏の人たちが演奏しているのが聞こえた。窓を開けてその雰囲気を味わっているだけで楽しくなる。あ〜、幸せ!私は今フィレンツェにいる!とみんなに伝えたくなった。ローマにくらべるとホテルも広くて快適で、なんていい街なんだろう、フィレンツェ最高!と思い、この思いは今現在も変わっていない。
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